賃貸アパートや賃貸マンションなどのお部屋探しをする時、いざ引越しをする時に失敗したというケースをお見受けする事があります。物件の見学をする時、契約する前に確認しておけば未然にトラブルは防げます。今回は部屋探しのコツ！賃貸アパート編という内容で書きましたのでぜひ、お役立ていただければと思います。
１．賃貸アパートを探すときのコツ
1-1.家賃の目安を知っておく
賃貸アパートを借りたいと思ったときにまず、一番始めに考えなければならないのがお金のこと。つまり家賃です。お住まいを決めたら少しでも長く住みたいと思うのは誰もが、思う事ですが、いざ住み始めたらお金が苦しいとなってはせっかく決めた新居も引越ししなければなりませんし転居には、引越代なども掛かってきますのでさらに費用の負担が膨らんでしまい資金的にも余裕が無くなってきます。ですから家賃は賃貸アパートを決める際には重要になります。
では、どの程度が適切なのでしょうか？一般的に言われているのが収入の30%です。生活に掛かる光熱費、食費、雑費代や通信料などを考えてその程度が目安だと言われています。近年の経済状況で賃貸の契約の際に連帯保証人だけはなく家賃保証会社を利用するケースがあります。その家賃保証会社が目安としているのが収入の30%の賃料目安として家賃保証の契約をしています。
ただ、昨今の経済状況で必ずしも30%という事もなくそれ以下で検討しても良いと思います。いずれにしても金銭的な部分は生活に大きく関わる部分なので目安を知っておくことは大事だと思います。
1-2．住む条件で自分の希望を明確にしておく
家賃の次に考えたいのが、自分がどのような条件の住まいに住みたいのかを優先順位をつけて不動産業者に相談する事です。不動産業者の相談をする時に家賃だけで物件を選ぼうとすると自分が頭でイメージしていた物件とかけ離れた物件しか見つからず探すのに時間も手間も係ることになります。まずは自分が生活するにあたって何に優先度が高くするかを明確にしておいた方が良いと思います。例えば立地でも車を使うから坂道でも良い方と免許が無いから徒歩と自転車を使うから坂道はNGとい感じでライフスタイルに合わせて善し悪し条件が変わってきます。車があるなら近くに駐車場が必須になったりします。また、一人暮らしの場合で日中は家にいないという方なら日当たりがそこまで良くなくてもOKという方もいます。このような条件は間取りなどではわからない条件なのでしっかりと優先順位をつけて不動産業者に相談をすると自分に合う物件の近道になります。余談ですが1人暮らしの場合にリビングだけで良いという場合がありますが、以前、ご相談を頂いたお客様は。パソコンを使うのでリビングとは別にパソコンを使える部屋が欲しいとリクエストがありそのような物件をご案内しました。このように希望を伝える事で不動産業者もその希望に合った物件を案内出来るので時間が掛からずにスムーズに成約が出来ます。
２．賃貸アパートの見学をする時のコツ
2-1.部屋の条件はもちろん大事ですがどれと同時に大事な事は？
前述でも記載した通りに家賃や自分が求めている条件が明確になったら、その次のステップとして実際に物件を見学に行くことになります。その際に建物の状況や近隣の状況は大事ですが、それと同時に大切なのが今、住んでいる家にある家具や家電のサイズを測っておくことです。引越しを機に新しい家具や家電を買い替える方もいらっしゃると思いますが、今使っている物を運んで引越しで持ち込むケースもあると思います。家具や家電を置けるかという事も大事なのですが例えば2階以上の階に引っ越す時にその移動までに物が通過できるかも確認しておきたいところです。実際にあったケースで引越し業者に依頼をして荷物を運ぶ際に螺旋階段から家具を運ばなければならず、いざ運ぶ時に螺旋階段のカーブに家具が引っ掛かり移動できずにその家具を廃棄処分せざるを得なかったというケースがありました。また、入口から入らずにベランダからしか入らないというケースがあり、クレーンで吊るして部屋に入れるケースもありました。当初、想定をしていなかったのでクレーンで吊るす費用を後で別途請求されたそうです。事前に把握するのが難しいですが引っ越し時の事も頭に入れておくことが大事になります。
2-2.部屋の見学をする際に把握して起きたポイント
一番気になるのは部屋に入った時のお隣さんの生活音です。この場合は実際に入って感じるしかないのですが例えば朝や夕方など生活音が大きくなる時間帯に見学に行くのもひとつの方法かもしれません。ただ、家具や家電などを壁に設置すると意外と気にならない場合もあるのでその点も踏まえて検討した方が良いと思います。また、外の生活音として学校の通学路沿いなので五月蝿く感じてしまう方もいらっしゃるようなので回りの状況を把握するのも良いと思います。また、この話をしてしまうと業界内から怒られそうですが、より快適に住めるようにお伝えいたします(笑)
物件を見学するときに営業マンが何時に見学をするかをお客様と打ち合わせる時に日当たりの一番良い時間帯を指定して見学して頂く場合があります。そのお部屋が一番、快適に感じる日差しの入った時間に見て頂くのは悪い事では無いのですが、日が当たらない時間帯に見学して判断するのも良いかと思います。
2-3.部屋を見学する時に意外と見落とすポイント
お部屋を見学する時に水回りの清潔感などは気にされると思います。その時に見落としがちなのが洗面台と浴室が独立しておらずにいざ暮らしてみるとお風呂に入る時に洗面台を使えないというケースがあります。生活してから不便を感じてしまい快適な生活が出来なくなってしまいます。またエアコンを置いてあるケースもありますが、今使っているエアコンがありそのエアコンを持ち込もうとしたら引越し時にそのまま残っていたというケースもあります。この場合は、自分自身でエアコンを処分しなければならず粗大ごみの費用などが掛かってきますので不要の場合は見学時に必ず、不動産屋に伝えてください。その場合は大家さんが処分してくれます。それと同時にエアコンのコンセントの位置が入れてみたら合わない場合などもありますので前述でお話しをした通りに事前にエアコンのサイズが部屋に設置できるサイズか確認してください。
エアコンをそのまま使う場合でも古いエアコンですと電気代が必要以上に掛かる場合もありますので年式なども把握しておくと良いと思います。照明は、見学の時には合ったのに引越しの時に無かったという事もあります。これはお部屋を見学する時に照明を使ったりする場合で使用をしている事もありますので照明もそのまま設置されているものなのか確認が必要です。
2-4.部屋の見学前後にしておきたい事･･･
部屋の見学の前でも後でも良いのですが、部屋から最寄りの駅やバス停まで歩いて実際に自分の希望に合う立地なのかを確かめた方が良いです。近所を歩いてみる事で実際に自分自身が感じて新しく住む場所として良いのかを判断できると思います。お客様で行きは車でお部屋までお連れしましたが帰りは「周辺を見ていきたいから歩いて駅まで行ってみる！」という方がおりました。実際に肌で感じる事はとても大事です。
３．賃貸アパートの制約する際の内容を把握しましょう。敷金・礼金・共益費って何？
【敷金】
お部屋を退去する時にハウスクリーニングや畳がある場合は畳代(原状回復)などお部屋が消耗や破損してしまった時にかかる費用で預り金です。目安としては1か月程度で原状回復に掛かった費用から差し引かれた敷金が戻ってきます。
【礼金】
こちらも入居時に大家さんに対して支払うものです。お礼金として払うものです。こちらは返金されることはありません。近年では礼金なしのケースもあります。こちらの目安も家賃1カ月分です。
【共益費】
共益費は建物を共有する部分を各世帯が負担する費用です。廊下の電気代や外部を掃除する際の水道代などになります。
４．賃貸アパートに引越しの際にしっておきたいポイント
引越しのトラブルは前述でもお話をしましたが、水回りで持ち込みをする洗濯機はトラブルが多いです。一番多い内容は防水パンのサイズが合わないです。引っ越す前はサイズの計測を先にしてください。引取り費用・廃棄費用・移動費用(クレーンで吊るなど)想定していないと痛い出費になります。
最後に賃貸物件を契約するときは、事前に確認事項をチェックする事とライフスタイルの優先順位は何か？把握する事がとても大事です。引越しは大なり小なり費用が掛かります。費用が無駄に掛からないように計画的に物件を探すことが一番効率的です。インターネットの情報だけでは善し悪しが分かりずらい事は不動産会社に相談してください。
